Webディレクターは業務範囲が広く、覚えておくべきWeb知識や必要とされるスキルが比較的多い仕事ですが、一度身についてしまえば将来性も需要も非常に高い職業である点が魅力。また、基本的にはPC一台あれば場所を選ばずできる仕事ですので、ママになってもWebディレクターとして働き続ける方が多い人気職です。今回はそんなママWebディレクターに大規模アンケートを実施!育児と仕事の両立という観点から、Webディレクター職の魅力や満足度について調査しました。
また、当メディアを運営する「Zenken」で働く現役ママWebディレクター・ママクリエイターに、Zenkenにおける仕事と育児の両立やキャリア形成のしやすさについて本音を聞いてみました。(写真はZenkenで働く女性メンバーたちです^^)
目次
Webディレクターとして働いているママ111名に対し、仕事や働き方に関するインターネット調査を実施。子育てをしながらWebディレクターとして働いているママたちが、自身の仕事である「Webディレクター職」をなぜ選んだのか?子育てしながらWebディレクターとして働き続ける理由は何か?といったことから、仕事と育児の両立に対してどんなことを感じているか?などを調べました。
■調査概要:ママさんWebディレクターの働き方に関する実態調査
■調査方法:インターネット調査
■調査期間:2022年4月14日~同年4月16日
■有効回答:Webディレクターとして働いているママ111名
39歳 | 出版業界に近いものを感じたから |
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44歳 | IT分野の将来性とその技術に魅力を感じたから |
43歳 | IT業界で営業もweb制作もできたら需要があり続けるだろうと思ったから |
42歳 | 自宅で副業できそうだから |
32歳 | 一番給料がいいから |
Webディレクターとして働いているママ111名に、「あなたがWebディレクターになった理由を教えてください(自由回答)」と質問したところ、「出版業界に近いものを感じたから」や「IT分野の将来性とその技術に魅力を感じたから」といった回答が集まりました。
中でも注目は、「出版業界に近いものを感じたから」という理由。実はWebディレクター職、紙媒体出身者が非常に多いんです。それは、企画コンセプトやページのレイアウトを考えたり、ライターに原稿を依頼してテキストを編集したりといった、出版業界の編集者と似た業務が多々あるから。なので、出版業界出身でWebディレクターとしても大活躍している方はとても多い印象です。紙媒体の「形として残る」良さも十分感じつつも、Webだからこそできる表現やクリエイティブを楽しみながらサイト制作に打ち込む方は多いですね。
ところで、紙媒体の方がWebディレクターやWeb編集者に転身するきっかけとして多いのが、「IT分野の将来性とその技術に魅力を感じたから」という理由。もちろん“すべてのママが”というわけではありませんが、妊娠や出産を機に、長く働ける会社でのキャリア形成や将来性のある業界・事業に携わりたいといった、現実的な目線で転職活動をするケースも多い実情。
その他、「IT業界で営業もWeb制作もできたら需要があり続けるだろうと思ったから」や「自宅で副業できそうだから」といった意見は、Webディレクターとして一人前になれば、Web制作に関する上流工程から公開・納品までの幅広い知識やスキルを身に着けられることから、“需要がある”、“手に職”といったイメージがあるようです。
1位 | 創意工夫ができる!:44.1% |
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2位 | 子育てと仕事の両立がしやすい:35.1% |
3位 | 自分の市場価値を高められる:33.3% |
4位 | プロジェクトの全工程に携わることができる:33.3% |
5位 | 自由な働き方を実現しやすい:31.5% |
Webディレクターとして働いているママ111名に、「あなたがWebディレクター職の魅力として感じているものを教えてください。(複数回答可)」と質問したところ、「創意工夫ができる」が44.1%、「子育てと仕事の両立がしやすい」が35.1%、「自分の市場価値を高められる」が33.3%という回答結果でした。
確かに、Webディレクターの仕事は創意工夫の連続。より良いサイトを制作するために、どんな戦略や企画が良いか、コンテンツの見せ方からSNSの活用まで、豊かな発想と実行力、新しい挑戦が求められる仕事かもしれません。
さらに、時短で働くママも多いので、限られた時間の中でクオリティの高い仕事を納品するために、業務の効率化やパフォーマンスの最大化のための工夫や、短いミーティングで密なコミュニケーションを取る方法など、日々創意工夫するワークスタイルが自然と身に付くのかも。
2位の「子育てと仕事の両立がしやすい」については、Webディレクターは自身でスケジュール管理やタスク調整を行うことが多いため、慣れれば自分の仕事をコントロールしやすく、結果的に子育てと仕事を両立しやすい職種と言えるのかもしれませんね。
1位 | やや満足している:49.5% |
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2位 | かなり満足している:33.4% |
3位 | あまり満足していない:8.1% |
4位 | わからない/答えられない:7.2% |
5位 | 全く満足していない:1.8% |
Webディレクターとして働いているママ111名に、「あなたはWebディレクターとして働く中で、子育てと仕事の両立に関して、満足していますか?」と質問したところ、「かなり満足している」が33.4%、「やや満足している」が49.5%で、全体の8割以上のママWebディレクターが「満足している」という回答結果でした。
「満足している」と回答したママWebディレクターの“満足している理由”をくわしく見ていくと、次のような結果でした。
1位 | ワークライフバランスが実現できているから:54.3% |
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2位 | 拘束時間や働き方に融通が効くから:46.7% |
3位 | 子育てに対して会社の理解があるから:32.6% |
4位 | 産休・育休後に復帰しやすかったから:29.3% |
5位 | 子育てに関する福利厚生が整備されているから:19.6% |
1位は「ワークライフバランスが実現できているから」54.3%、2位が「拘束時間や働き方に融通が効くから」46.7%、3位が「子育てに対して会社の理解があるから」32.6%。このランキングトップ5の結果から考えるに、ママWebディレクターが満足度・充実度高く子育てと仕事を両立するには、希望するライフスタイルに合わせた働き方ができたり、周囲の理解があったりする“職場環境”が重要なポイントであることがわかります。
“職場環境”が、ママWebディレクターにとって「仕事と子育ての充足した両立」に欠かせない要素だとわかりましたが、「Zenken」の“ママ社員を取り巻く職場環境”の実態はどうなんでしょう。現在Web制作部門で働いているママWebディレクターやママWebクリエイターに、「働きやすさ」と「キャリア形成」について感じている本音を聞いてみました。
先輩ママたちがみんな楽しそうに仕事しているのを見て、私もまたここへ戻ってきたいと思った。
「働きやすいです!
なんといっても、Zenkenは人があったかい。上司も同僚もみんな理解があって、とにかくいい人ばかりなんです。
私が妊娠・出産した9年ほど前は、ママWebディレクターは事業部全体でも2~3名しかいませんでした。でもその頃から社内に逆風なんか全然なくて、男女関係なく、あたたかい声掛けやサポートが当たり前に交わされていて。先輩ママたちがみんな楽しそうに仕事されているのを見て、私も自然と『出産後もまたここへ戻ってきたいな』と思っていました。
とはいえ、Webディレクターの仕事はやっぱり多忙なので、先輩ママたちは皆テキパキばりばり仕事をこなしていましたね。怒涛の勢いで仕事して、17時になったら時短勤務で『お先に失礼します!』ってさっと退社されていく姿に、『カッコイイ~!私もあんな風になりたい!』って憧れてました。
でも出産後復帰してすぐの頃は『ギャー終わらないー!あと5分で会社出ないといけないのにどうしよう!』と涙目になったり、『子供が水ぼうそうにかかって今日から1週間通園禁止!?イヤー!』とパニックになったり、両立に苦戦しましたけど(笑)だけどそんなとき、周りの同僚や上司が必ずスッとフォローしてくださってました。本当に、今でも心から感謝しています。周囲の方のサポートがあったからこそ、ここまで仕事と子育て両立してこれたな~と思いますね。この感謝は一生忘れませんし、今度は自分が、フォローを必要とするママやパパを助ける側になりたいなと思っています。」(ERIKA/Webディレクター)
それぞれの働き方を尊重し、助け合ったり補い合ったりする風土がある。
「はい。正直、子育てと仕事の両立は、家族や職場の協力なしでは100%不可能だと思います。
私は保活に苦戦し、2年弱の休業期間を経て復帰しました。やる気満々でフルタイム復帰したのですが、しばらくは仕事の感覚を取り戻すのに苦労しました。その上保育園からは頻繁に呼び出され……。『私、本当に社会復帰できるの?』とどんどん不安になってしまいました。
でもあるとき、“自分の力だけではできない!”と割り切ることにしたんです。そんな風に考えを切り替えたところ、精神面も生活面でも、ぐっと楽になった気がします。上司やメンバーも快く支えてくれるので、今とても楽しく働けています^^
現在はユニットリーダーを任せてもらっています。ママになっても成長のチャンスをいただけて嬉しく思うとともに、“ママとは違う自分がいる”って、いいことだなぁと思いますね。
Zenkenは、ママに限らず色々な立場・ライフステージの方が働いていて、それぞれの働き方を尊重し、助け合ったり補い合ったりする風土があります。とても健全で素敵な環境にいさせてもらっているなあと、改めて感じています。」(AIKO/Webディレクター)
ママでも何歳でも、自分の頑張り次第でなりたい自分になれる。
「私がZenkenに入社したのは娘を出産後。昔からモノ作りや絵を描くことが好きだったので、漠然と『右脳を使う仕事がしたい』と思って。それで、Webデザイナーになりたいなと思ったんです。“Web未経験OK!”かつ、子供のお迎えに行くために“時短勤務OK!”な会社を探している中で出会ったのが、Zenkenでした。
でも入社当初はまったくデザインができないどころか、勉強の仕方もわからなくて……。悩んでいました。そんなときに、デザイナーの上司が『何がしたいですか?』と声をかけてくださって、『デザインです』と答えたところ『では勉強しましょう!』と。そこから一気に人生が変わりました!
上司と一緒に目標と課題を決めて、デザインの勉強の方法を教わり、毎週出されるトレースの課題をもくもくとこなし続ける毎日。通勤時間には欠かさず読書。1年以上続けました。『デザイナーになりたい、デザインできるようになりたい!』と強く思っていたことと、そんな私の意志を上司が汲み、モチベーションを上げ続けて貰えたので、全然苦ではありませんでした。
しかも、課題をこなすうちにみるみるスキルアップしていき、それに伴って周囲からの評価もぐんぐん上がっていったんです。そうして今では一人前のデザイナーとしてデザインの仕事を任されるようになれました。毎日とっても楽しくて、この仕事最高!って思ってます♪
そんな体験から私は、ママであっても何歳からでも、自分の頑張り次第でやりたい仕事はできるし、なりたいものになれると心から思います。私の場合は応援し続けてくれた上司の存在も大きかったですね。
もちろん家族のサポートは必須ですが、だからこそ人一倍頑張れるんじゃないかな。」(MAYU/Webデザイナー)
Zenkenでは、なんでもできる、なんにでもなれる。
「いま社内に続々と“ママ+クリエイター+役職者”が増えています。私もリーダーの役職をいただいていますが、他にも例えば、うちのWeb制作部門が誇るエースWebディレクターも、会社ではプレイングマネージャーをしながら、お家では幼いお子さんの子育てをしているママさんですし、現在育休中のクリエイティブディレクターも、大所帯のデザインチームをけん引していたマネージャー職の女性です。
Zenkenは、個々の事情に“配慮”はしても、“遠慮”はしない会社。だから、『何年後にこうなっていたい!』とか『こんなチャレンジをしたい』といった社員の想いを心底喜んで、ママであろうと時短勤務であろうと遠慮なく、浴びるほどのチャンスをくれる。
だからZenkenでの理想のキャリア形成は、自分次第だと思います。ママだから……と自分で自分にブレーキをかけず、どんどん上司にやる気やビジョン、目標を伝えていけば、とことん応援してくれる。『なんでもできる、なんにでもなれる。』そんな会社だなって、身をもって感じています。」(ERIKA/Webディレクター)
今回はZenkenで働くママWebディレクターやママクリエイターに話を聞いてみましたが、いかがだったでしょうか?
ZenkenにはママWebディレクターやWebデザイナーが多数在籍しています。中には子育てしながら就活や転職活動をし、職種未経験からWeb制作者としてZenkenに入社して、着実にスキルを身に着け、キャリア形成していっている女性も複数います。
あなたももし「チャレンジしてみたいけど、子育てしながらできるかな……」と悩んでいるなら、ぜひZenkenを選択肢のひとつに入れてください。自分のやりたい仕事を叶え、スキルアップも子育ても両方充実させている先輩ママが、たくさんお待ちしています!
「Webサイト制作ってどう進めているの?」
「Webディレクターはどんな仕事をするの?」
これを読めばイメージが掴めます!
クライアントの課題解決のために、市場を分析、ターゲットを設定して企画を練り、コンテンツを創るWebディレクター。…と言われても、「Web制作がよくわからないから、いまいちイメージが湧かない!」という皆さんに、新人Webディレクターの一日を追いかけながら、Web制作の現場やWebディレクターの仕事の一部をご紹介します♪
さとゆり
前職はラジオディレクター兼ライター。Web業界未経験でWebディレクターになり丸1年♪ガッツと取材力が武器!