Webディレクターの
年収目安から、
収入の上げ方まで
IT業界の中でも比較的高収入が期待できる業種と言われるWebディレクター。この記事では、Webディレクターの年代別・業態別に見る一般的な平均年収の目安を解説。(もちろん、職場や本人の実力等によっても大きく違います!あくまで目安として参考まで……)
また、Webディレクターとして年収を上げていくにはどうすれば良いのでしょうか?その方法についても紹介します。
目次
「求人ボックス 給料ナビ」が公開している「Webディレクターの仕事の年収・時給・給料」によると、平均年収は493万円でした。月給は41万円、初任給は24万円程度が相場とのことです。(2022年6月20日時点)日本の平均年収と比較しても、Webディレクターの平均年収は高い傾向にあります。
※データ引用元:「求人ボックス 給料ナビ Webディレクターの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(https://求人ボックス.com/Webディレクターの年収・時給)
こちらは正社員Webディレクター全体の平均年収の目安ですので、スキルや経験値、企業規模によっては大きな金額差が出ると考えられます。
Webディレクターとしてのスキルや役職、ディレクションを担当する分野の専門性や案件規模等、Webプロデューサー領域まで業務範囲を広げるなどすることによって、さらに金額アップを目指せることもあります。
また、アルバイトやパートであれば平均時給は1,199円、派遣社員の場合は平均時給1,846円となっています。
「Web・ゲーム・IT業界専門の転職エージェント マイナビクリエイター」が公開している「年代別・日本のWebディレクターの平均年収」によると、20代が371万円、30代は471万円、40代以上で559万円でした。(2015年5月29日時点)
IT系のWebクリエイティブ職種の中でも、上流工程を担うWebディレクターの平均年収は高い傾向にあります。
※データ引用元:「マイナビクリエイター Webディレクターとして年収をアップさせるための3つの能力と3つのキャリアパス」記事より(https://mynavi-creator.jp/blog/article/to-increase-the-annual-income-as-web-director)
個人差や企業によりかなり異なりますが、未経験からWebディレクターに就任して駆け出しの頃の年収です。
もちろんスキルがあって、営業力や人脈があれば20代でもフリーのWebディレクターとして活躍できる可能性も。事務などの業務よりも年収が高いのは、専門性が高いからという理由が考えられます。
他のWeb関係の仕事からの昇格や転職による就任もこの年代あたりから増加します。
転職で昇給する場合や勤続することでの昇給、スキルの向上などで、20代よりも年収が上昇していることが考えられます。仕事場で部下を持ったり、教育する側に回ったりと、責任も大きくなってくる年代です。
役職者として活躍している方が増える年代です。
この年代では会社勤務からフリーへ転身して活躍している方も増えているのではないでしょうか?ディレクターとしても広い知識を持ち、さまざまな事柄に対応できる経験とスキルが身についている頃。大きな仕事を任される機会も多いことでしょう。
いかがでしょうか?ただこれはあくまでも目安。スキルや経験によって金額は大きく上下します。日々自分磨きをすることが大切ですね。
次に、様々な職種の平均年収や年代別給与を分析調査しているポータルサイト「平均年収.jp」が公開している「webディレクターの業種別年収」(執筆年月記載なし)を参照に、業態別での平均年収目安を見ていきましょう。
※データ引用元:「平均年収.jp webディレクターの業種別年収」記事より(https://heikinnenshu.jp/web/webdirector.html)
Webディレクターの収入は、就職先や業種・業態等によってもかなり変動します。
サイトの制作のみを行っている会社。Webサイトやコンテンツの企画から制作、納品までを行うことが一般的です。「作って納品して終わり」という業態の場合、他のサービスを複合している会社と比較すると年収は低くなる傾向です。
メディア運営専門として、テレビ局、メーカーなどのメディア運営等を担う会社もあります。中にはコンテンツの企画提案・改修や構築・追加などを行う会社も。外部メディアか自社メディアを扱う会社かによっても年収が変わってくる業態です。
自社の制作するゲームやアプリの成功によって、会社ごとに年収は変わってきます。プログラミングなどのスキルがあれば、更に高収入の可能性も夢ではありません。
広告代理店において、Webディレクターは専門性の高い立場になります。そのため、社内でも高年収が望めるポストにつける可能性もあります。
一般的に会社に正社員で勤務するよりも高収入だと言われています。しかし、個人のスキルや営業力によるところが大きいのも現実です。
上記の結果より、日本のWebディレクターの平均年収は約450万円程度と予測できますが、Webディレクターは本人の実力ややり方次第で年収を高めていくことができる仕事。年収を上げる方法はシンプルかつ王道です。
小さな会社ではWebプロデューサーがいないことがあります。その役割をディレクターがこなすことも。
日々スキルを高める学習を重ねて、クライアントの要望からWebサイトでの新しいビジネスモデルを逆提案できるくらいまでになると、かなりレベルの高い人材として重宝されます。
現場に欠かせない存在となれば企業としても手放せないため、昇給交渉ができるでしょう。さらにマネジメントやコンサルティングなどの分野のスキルや知見が身に付くので、副業やキャリアアップを検討するのも一つの方法です。
転職は一気に年収アップする方法のひとつです。すでに基本的な力があるWebディレクターであることが求められますが、より大きな案件を手掛ける会社や専門性を生かして転職先を吟味することで、現在の年収を上回る職場で働くことは可能。
実力があり、営業力もある方であれば、思いきってフリーのWebディレクターになることで年収を大幅アップすることもできるでしょう。
もしあなたが未経験でWebディレクターになることを検討しているのであれば、まずはWebディレクターとしての仕事をいちはやく覚える必要があります。
しかし、「〇年先にこうなっていたい」などの具体的なキャリアパスを早くから描くこともとても重要。できれば就職・転職活動中にそれらを考え、そのキャリアパスが叶う会社かどうかを企業HPや説明会等で注意深く調べ、わからない場合は採用担当者に質問するのも良いでしょう。
仕事についたあとも、将来の年収について具体的な数字を目標に掲げておくことで、日々の行動は変わってくるはず。自分には何が足りないか、何を求められているか、何ができるようになれば目標に近づけるかを常に考え努力することで、着実に未来の年収を上げていくことができるでしょう。
「Webサイト制作ってどう進めているの?」
「Webディレクターはどんな仕事をするの?」
これを読めばイメージが掴めます!
クライアントの課題解決のために、市場を分析、ターゲットを設定して企画を練り、コンテンツを創るWebディレクター。…と言われても、「Web制作がよくわからないから、いまいちイメージが湧かない!」という皆さんに、新人Webディレクターの一日を追いかけながら、Web制作の現場やWebディレクターの仕事の一部をご紹介します♪
さとゆり
前職はラジオディレクター兼ライター。Web業界未経験でWebディレクターになり丸1年♪ガッツと取材力が武器!