Webに関するあらゆることを学べるし、
なんでも挑戦
させて貰えるんで、
底なしにスキル身に付きますよ。
「どんなに良い商品でも売り方が悪いと売れない。マーケティング戦略ってすんごい大事なんだって、前職で痛感した。それでマーケやビジネスを広く深く学びたくなったんです」と話す、Webディレクター歴4年のYOSUKE。営業からWebディレクターという異色のキャリアを持つ彼に、今取り組んでいることを尋ねてみました。
未経験転職時:29歳/Webディレクター歴:4年
2015年 東京西新宿の企業「全研本社」のIT領域・コンテンツマーケティング事業部門に、当初は営業職として入社。新規及び既存顧客への営業に従事したのち、SEOを主軸としたWebメディアの改修業務に携わる。その後、Webディレクター・マーケターとして、全研本社のオウンドメディアである集客・広告戦略メディア「キャククル」をはじめ、インバウンドマーケティングの現場ディレクションを手掛ける。Webディレクションの中でとくに好きな工程は戦略設計。マイベスト本は、リチャード・P・ルメルト著「良い戦略、悪い戦略」。
目次
——前職ではどんな仕事をしていたんですか?
大学卒業後、新卒で浄水器販売代理店に入社し、営業事務の仕事をしていました。 浄水器の受発注対応やカスタマーサポート、在庫管理や資料作成、展示会の同行営業などです。
その浄水器は、商材としてはめちゃめちゃいい製品なんです。でも、知るべき人に知ってもらえていない。“知るべき人に知ってもらえる仕組み”がなかったから。だから売れない。当然会社の経営的にも苦しくなっていって……。退職することになりました。
その時に、「どんなに良い商品を売っていても、マーケティングが伴わないと売れないんだ」と痛感したんです。
——なるほど。退職後は何をしていましたか?
浄水器販売代理店を退職したあとしばらくは、自分の視野を広げたいと思って、すぐに再就職はせずに営業セミナーや営業研修をいろいろ受けたりしていました。でもどれもピンとこなくて。
やっぱりマーケティング勉強しよう、と思い直し、でもよくわからないからとりあえずWebサイト作ればいいのかな?と、独学でWebサイトを作る勉強をして、ゼロからコーディングできる程度までには出来るようになり、なんとかホームページを立ち上げて。そのサイトをいじって、自分なりにWebサイト運営やWebマーケティングを実践していました。
——全部独学で、すごいですね!
いえいえ、私的には人生のモラトリアム期間です(笑)。そんな生活を半年ほど送っていて、そろそろ転職活動しようと第二新卒向けの合同説明会へ行ったとき、出会ったのが全研本社でした。
コーポレートカラーのグリーン一色のブース、目立つ会社だなぁと思って引き寄せられるように話を聞きに行ったら、「あれ……、この会社Webマーケティングの会社じゃん」と。それでそのまま入社試験を受けることにしたんです。
——全研本社でははじめ、Webディレクター職ではなかったんですよね。
はい。全研本社へは営業職で入社しました。私は営業部門の中の既存クライアント対応を行う営業チームへ配属されたのですが、既存クライアントから「うちのサイト(検索上位に)上がらないじゃない」などご指摘いただくたびに、とても歯がゆくて。
サイト運用を行うチームも、色々なSEO施策を試して既存サイトの改修を頑張ってくれていましたが、「もっとこういう施策のほうが必要なんじゃないか」など考え始めたら止まらなくて。自分でSEOの勉強を始めたんです。
ちょうど同じくらいの頃、営業部の上司から「これまでにサイト運用チームが実施してきたサイト改修の指示書とその結果が500件くらいあるから、どんな改修をすれば効果があったのかを分析してデータ化して」と無茶ぶりを受けて……。
——500件の指示書をですか……!^^
心の中でその上司に「ひとでなし!」と叫びながらも(笑)それでもその500件の指示書を全部読みこんでデータにまとめる頃には、SEOの知識とノウハウが嫌でも身についていました。そしてシンプルに「SEO面白いな、これをやれば検索上位にあがるんだ」って感動したんです。
SEO研究にどっぷり浸かった結果、「やっぱりWebマーケティング挑戦したいな、Webで集客する仕組みを作りたい」と思うようになり、オウンドメディア(自社運営のメディア)を運用する制作部へと異動しました。そのとき事業部長から「何か面白い話あれば提案して」と言われたので、さっそく「寝ててもアポがとれる仕組みを作りましょう!」ってインバウンドマーケティングを提案しました。するとあっさり「やっていいよ」と言われ、始めたのが「キャククル」です。
3万サイトの定量分析×ユーザー行動観察の定性分析をベースに、「成果の出ない施策」に終止符を打つ1冊。
「これを読めばマネタイズにつなげるためのユーザー目線にも重きを置いたWebサイト作りが分かります」
人生は戦略的に生きた人が勝つ!
非常に簡単な“マーケティングを使った人生戦略”を、ネコとサラリーマンの物語を通して学べる。
「どんなサイトやサービスを作ればいいのかわからない。という霧の中にいる状況から抜け出せる、やさしいマーケティング本です」
IA=情報アーキテクチャについて、基本知識・演習問題・ケーススタディを通じて、IA的思考→問題解決アプローチを身につけられる1冊。
「ユーザーにとって使いやすいサイト作りをするために必要な情報設計の考え方が学べます」
——「キャククル」は今、全研本社を代表するオウンドメディアのひとつですね!
ありがとうございます^^
「キャククル」は、“集客・広告戦略メディア”として、BtoB・BtoC問わず、成約につながるWebマーケティング戦略情報を発信しているメディア。「キャククル」の記事をご覧になったWeb集客に課題を感じられている企業や事業者からお問い合わせをいただく、という仕組みです。
今でこそメディアとしてそれなりの形ができていますが、最初はすごく手探りでした。
私はそれまで営業職しか経験したことがなかったですし、Webサイトの運営やマーケティングを行っていたのも全部独学。だから最初は、ワイヤーフレームの書き方とかサイトマップの作り方とかも全然知らなくて。Webディレクター・編集者の部署に配属されていたらそうした研修もたくさんあったと思うんですけど(笑)。
とにかく自分は手探りでひとつひとつ進めていきました。
——中には「やっちゃったなあ」という失敗もありましたか?
ありますねえ。一番はペルソナ設計ですね。
「SEOさえちゃんとやってればとりあえず大丈夫でしょ」と、ペルソナ設計をおろそかにしてしまったことで、初動時の「キャククル」は、“誰に何を伝えるメディアなのか”が完全に迷子になっていて。それにより、想定する内容とはブレたお問い合わせばかりが来てしまい………。ペルソナに問題があったと気づいた後のサイト改修は本当に大変でした。でもこのとき、「誰に何を伝えるメディアなのか?」がものすごく大事なんだと学びましたね。以来、定期的にペルソナやメディアの方針を見直すようにしています。
——Webディレクターの仕事をする中で嬉しい瞬間・やりがいを感じるのは どんなときですか?
一番感激したのは、やっぱり初めて「キャククル」から成果を出せたときですね。
「キャククル」の記事を読まれた注文住宅業界のお客様がお問合せをくださって、そこから営業チームにバトンを渡して、Webサイト制作の受注につながった。しかも、そのとき発注いただいて制作したWebサイトも、ちゃんと成果を創出できて。お客様から「あのときキャククルから問い合わせしてよかった」と言っていただけたんです。これぞ理想的なインバウンドマーケティング!って興奮しました。
メディア運営は、誰かの役に立たないとイミがない。成果を出せないメディア運営はただの自己満足になってしまうので、やっぱり、そうやって何らかの成果につながったときやお客様から感謝の声をいただくときが一番うれしいですね。
——常に新しいことへの挑戦とそのために必要な自身のスキルアップをセットで行っているYOSUKEさん。
今取り組んでいることはなんですか?
現在私は、「キャククル」の現場Webディレクター・推進リーダーとして、コンテンツの企画出しから記事のクオリティ管理、SEO、SNSやチャットボットの運用チェック、チームマネジメントなど、メディア運営全体を見させてもらっています。
営業チームと市場開拓の戦略を練ったり、売上計画なども立てたりしているのですが、今自分が持っているスキルや知識では充分な計画が立てられない!と感じ、最近経営を学ぶビジネススクールに通い始めました。経営視点を養い、もっともっと広い視野で「キャククル」を運営・発展させ、より多くのお客様に価値を届けていきたいと思っています!
「Webディレクターは、クライアントや社内の関係者を巻き込んでモノづくりをしていく仕事です。ディレクションだけでなく、デザインやマーケティング、SEOの知識などが必要になりますが、やればやるほどWebの世界で戦えるようになります。
自分が考える働き方や未来像を踏まえて、ぜひ納得のいく就活をしてみてください!」(YOSUKE)
「Webサイト制作ってどう進めているの?」
「Webディレクターはどんな仕事をするの?」
これを読めばイメージが掴めます!
クライアントの課題解決のために、市場を分析、ターゲットを設定して企画を練り、コンテンツを創るWebディレクター。…と言われても、「Web制作がよくわからないから、いまいちイメージが湧かない!」という皆さんに、新人Webディレクターの一日を追いかけながら、Web制作の現場やWebディレクターの仕事の一部をご紹介します♪
さとゆり
前職はラジオディレクター兼ライター。Web業界未経験でWebディレクターになり丸1年♪ガッツと取材力が武器!