「Webディレクターになるなら持っておきたいスキル・知識」をテーマにお届けするコンテンツ。今回は「Web制作に関する知識」をピックアップ。そりゃ基本中の基本でしょ……という声が聞こえてきそうですが、「Web制作」とひと口に言っても幅広いですよね。ここではとくに、Web業界未経験からWebディレクターになる方向けに「とくに勉強しておくと良いと思う」Web制作に関する知識をまとめてみました。
目次
まずは、Webサイトを構成する技術について知っておきましょう。
Webサイトは多くの場合、HTML(Webサイトの中身を作成する言語)やCSS(スタイルシートとも呼ぶ。ページの装飾を作成する言語)を使って書かれています。さらにJavaScript(動的な表示をさせたり機能を加えたりするときに使うスクリプト言語)を使うことで、ページをリッチに、また機能的にすることができます。他にも、CGIやPHP、SSI、.httaccess、CMSなど、Webサイト制作の現場で普通に出てくる技術系単語に関しては最低限、その意味や仕組みを覚えておきたいところです。
ユーザーはパソコン、タブレット、スマートフォンなど、様々な画面サイズやデバイスからWebサイトにアクセスします。そのようにどんな閲覧環境で流入があったとしても、レイアウト等が崩れず狙い通りのサイト表示がされ、モバイルでもPCでも等しく使いやすい機能が損なわれないように配慮して作ることが重要です。
こうしたアクセシビリティ(万人における利用しやすさ・便利さ)や、ユーザビリティ(特定の利用環境下における特定のユーザーが目的を達成できる使い勝手の良さ)を重視したサイト設計の方法、レスポンシブ対応したウェブデザイン制作の進め方など、デザイン面・機能面に関する知識を勉強しておきましょう。
ドメイン(インターネット上の住所)やサーバ(Webサイトを公開する場所)の仕組みに関する知識を持っていれば、制作するサイトによってどんなドメインがふさわしいか、サーバは無料スペースが良いのかレンタルサーバが良いのかなど、豊富な選択肢の中からベストな方法をチョイスすることができます。ドメインはSEOにも関係してきますし、サーバは後々の管理・運用にも大きく関わる重要な決め事です。
ITに詳しくないクライアントの場合であれば、Webディレクターがふさわしい方法を提案する必要が出てきますので、きちんと正しい知識を持っておきましょう。
「Webサイト制作ってどう進めているの?」
「Webディレクターはどんな仕事をするの?」
これを読めばイメージが掴めます!
クライアントの課題解決のために、市場を分析、ターゲットを設定して企画を練り、コンテンツを創るWebディレクター。…と言われても、「Web制作がよくわからないから、いまいちイメージが湧かない!」という皆さんに、新人Webディレクターの一日を追いかけながら、Web制作の現場やWebディレクターの仕事の一部をご紹介します♪
さとゆり
前職はラジオディレクター兼ライター。Web業界未経験でWebディレクターになり丸1年♪ガッツと取材力が武器!