Webディレクターと一緒に仕事をすることも多い「Webライター(Webライティング)」。
この記事では、Webディレクターにとって身近なIT系制作職「Webライター」に注目し、Webライター(Webライティング)の仕事内容から、年収目安、キャリアパス例を調査しました。
WebライターからWebディレクターになる方法についても紹介します。
目次
Webライター(Webライティング)は、Webサイトやコンテンツを制作する会社や事業会社等のWeb編集者・Webディレクターから記事執筆の依頼を受け、ライティングを行う仕事です。
ライティングテーマについて確認し、指示された構成や文字数を守りながら執筆を行い、指定されたデータの受け渡し方法で締め切りまでに原稿を納品します。
Webライターがライティングで目指すゴールは、その内容や情報をユーザーに読んでもらうこと。
ほとんどの場合、プロジェクトにはクライアントが存在するため、ユーザーとクライアントの両者に対して満足ができる記事を書くことが重要です。
そのためには、専門知識がない人が読んでも分かりやすく興味を持って読み進められる記事を書くということが大事です。
また、Web制作チームの一員として動くため、ページデザインや全体構成に即した(あるいはページデザインを作ることを意識して)書き方も重要なポイントです。
世界観が決まっているメディアであれば、その世界観やコアターゲットに合わせたテイストや語彙力を必要とする文章を求められることもあります。
Webサイトに記事を書くということは、まずは「ページを開いてもらう」ことから考えなくてはいけません。
そこで、検索キーワードを意識した文章を書くSEOライティングの知識が求められます。
SEOライティングの知識があれば、「SEOを考慮したライティングができる」というブランディングができ、そのスキルを武器に仕事を依頼されやすくなるというメリットもあります。
また、Office系ソフトを問題なく使いこなせることはもちろん、CMSなどへの入力も対応できると重宝されます。また、締め切りを確実に守る自己管理能力も必須です。
「求人ボックス 給料ナビ」が公開している「ライター」の平均年収は419万円でした。月給は35万円、初任給は22万円程度が相場とのことです。(2022年5月22日時点)
※データ引用元:「求人ボックス 給料ナビ ライターの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(https://求人ボックス.com/ライターの年収・時給)
こちらは正社員かつ“ライター”全体の平均年収の目安ですので、Webか紙媒体かの違いや、企業規模によっても差があります。
Webライターとしてのスキルや経験値、執筆する分野の専門性等によってはさらに上を目指せることもあります。
また、アルバイトやパートであれば平均時給は1,096円、派遣社員の場合は平均時給1,669円となっています。
なおWebライターは、会社に所属せずにフリーランスで生計を立てる方や、休日や隙間時間を利用した副業としてWebライター業をしている人も多い職種です。
フリーランスの方であれば、クラウドソーシングサービスに登録し、そこから自分のスキルや得意分野、執筆条件に合ったWebライティングの業務を探す方が多いですが、クラウドソーシングサービスに掲載されている案件は報酬金額の幅が非常に大きく、中には1文字0.2円~0.5円程度という格安単価の仕事もあります。
請け負う業務の報酬条件によってフリーランスのWebライターは年収が大きく変わってきますので、注意してチェックしましょう。
当メディアを運営する「Zenken」では、Webライターのお仕事発見サイト「ライターステーション」を運営しています。ライターステーションでは、在宅で記事を書いてくださるWebライターを常時募集しています。
Webライター経験者はもちろん、ライター未経験でも、「文章を書くのが好き」、「正しい日本語が書ける」、「文章を書く仕事がしたい!」という方であれば応募OK!
ライティングテクニックをお教えする研修などもありますので、文章を書く仕事をしながら同時にWebライティングのスキルを磨いていくことができます。
Webライターとして成長するには、とにかくたくさん「書く」ことが大事。
ライターステーションで依頼をする記事の内容は、コスメや美容、金融商材など、ジャンルが幅広いため、自身の得意分野で実績を積んだり、いろいろなジャンルのライティングに挑戦することもできますよ。
Webライターのキャリアパスとして、まずはWebライターという職種を極めていくキャリアアップの方法があります。
最初はクラウドソーシングや所属する企業などで、Web編集者やWebディレクターから発注された指示に沿った原稿作成をひたすらこなしていきます。
その中で、特定の分野の知見を深めたり、関係する資格を取るなど(例えば金融系ライターとして活躍したいのであれば、ファイナンシャルプランナーや日商簿記検定、証券アナリストなどの資格取得を目指すなど)して、専門性の高いWebライターとして文字単価を上げて行くのも良いでしょう。
また、Webライティングに必須の知識であるSEOに対応できるスキルを身に着けることもおすすめです。
大勢のWebライターの中から「選ばれるライター」へと、自身の価値を高めていきましょう。
さらにキャリアアップを狙うなら、自らコンテンツや記事の企画から提案し、メディアでの記事連載や特集記事の執筆を獲得しにいきましょう。
Webライターとしての専門性やスキルを身に着け、実績や発信力などが備わっていれば、愛読しているメディアや憧れのメディアでの専属ライター契約獲得も夢ではありません。
Webライターのキャリアパスでは他にも、Web編集者やWebディレクターへとキャリアアップする道があります。
ライティング業務だけでなく、企画立案や取材調整、記事ページの作成・編集などまで担当するWeb編集者や、さらにWebサイト制作全体をディレクション・指揮統括するWebディレクターまで、業務領域をどんどん広げていくことで、大幅な年収アップ・スキルアップが叶うでしょう。
WebライターからWebディレクターへとジョブチェンジ、またはキャリアアップしていきたいなら、ライティング業務という一工程から、Web制作全体へと視野を広げ、各工程を勉強することが必要です。
またWebディレクターは、クライアントや外部パートナー、大勢の制作スタッフの間に立ち、コミュニケーションを取っていくことが求められますので、コミュニケーションスキルを磨く習慣や行動を日々の中に取り入れていくと良いでしょう。
Webディレクターは、最初から独学・フリーランスで経験やスキルを身に着けていくのは難しい職種であるため、制作会社や事業会社など、Webディレクターが活躍する企業に就職・転職することをおすすめします。
現在は未経験からWebディレクターになりたい方を歓迎する企業や求人も多々ありますので、そうした企業に入社し、Webディレクターとしての現場経験を積んでいくと良いでしょう。
「Webサイト制作ってどう進めているの?」
「Webディレクターはどんな仕事をするの?」
これを読めばイメージが掴めます!
クライアントの課題解決のために、市場を分析、ターゲットを設定して企画を練り、コンテンツを創るWebディレクター。…と言われても、「Web制作がよくわからないから、いまいちイメージが湧かない!」という皆さんに、新人Webディレクターの一日を追いかけながら、Web制作の現場やWebディレクターの仕事の一部をご紹介します♪
さとゆり
前職はラジオディレクター兼ライター。Web業界未経験でWebディレクターになり丸1年♪ガッツと取材力が武器!