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ヒアリング・取材

Web制作を行うにあたって、クライアントから要望をヒアリングする工程はWebディレクターの重要な役目。
この記事では、Webディレクターがクライアントなどプロジェクトキーマンへのヒアリング・取材の際に聞くべき項目や、押さえておきたいポイントをまとめました。

目次

Webディレクターが行う
ヒアリング取材とは?

クライアントが何を目的にWeb制作を依頼したのか、どのような問題・課題を抱えているのかを取材するのがヒアリング。Web制作前の最重要工程の1つであり、これによってどのようなサイトを制作するのかといった方向性が定まります。

また、ヒアリングはクライアントとの意思疎通を図るという意味でも重要。ここできちんと話を聞いておかないと、制作中に急な変更を強いられたり、制作後にクレームを受けてしまったりすることもあります。表面的なニーズだけでなく潜在的なニーズまでしっかりと掘り起こせるよう、ヒアリングは念入りに行いましょう。

ヒアリング取材で何を聞くのか?

Webディレクターの重要な仕事であるヒアリング。Web制作の成否を分けると言っても過言ではない工程ですが、どのようなことを取材したらいいのでしょうか?以下にポイントをまとめてみました。

制作するWebサイトの種類

まず、クライアントがどういった目的でWebサイト制作を希望しているのかをヒアリングします。
Webサイトとひと口に言っても、企業を紹介するコーポレートサイト・商品紹介を行うプロモーションサイト・商品を販売するECサイトなど種類はさまざま。クライアントによってはあまり詳しくない場合もあるので、きちんと説明して取材を行いましょう。

Webサイト制作の目的

どのような目的でWebサイトを制作したいのかを質問します。これは、Webサイト制作のコンセプト・方向性を決める上で非常に重要です。また、新規制作なのか既存サイトのリニューアルなのかについても確認を。

Webサイトに期待する効果

アクセス数の増加・認知度アップ・ブランドイメージの向上・新規顧客の獲得・売り上げアップなど、クライアントがWebサイトに何を求めているのかをヒアリングします。目的と同様、制作の方向性を決める上で大切な要素です。

ターゲットとする顧客

制作するWebサイトのターゲット層を聞き取ります。性別・年齢はもちろん、「食の安全に興味がある女性」「転職を考えている30代」「マンション購入を考えているファミリー層」など、具体的に掘り下げてヒアリングしましょう。

完成イメージ

どのようなWebサイトにしたいか、イメージの方向性を聞きます。ただ、言葉ではなかなか表現しにくいですから、既存サイトやラフ案を作ってイメージの擦り合わせをすることも大切です。クライアントに、理想に近いサイトがあるかどうかを聞いてみるのも有効です。

クライアントの抱える
課題や問題を聞き取る重要な場!

どんな目的でWebサイト制作を希望しているのか、どのような問題を解決したいのかを聞き取るヒアリング。制作するサイトの方向性を決めるために必要な工程で、ここでどれだけクライアントの要望を聞き出せるかがプロジェクトの成否を左右します

ヒアリングでは、「制作サイトの種類」「期待する効果」「ターゲットとなる顧客」といった取材内容をリストアップし、大事な情報を聞き漏らさないようにすることが大事。ただ質問を投げかけるだけでなく、コミュニケーションを意識することも重要です。

Web制作の準備において、クライアントとのヒアリングは非常に重要。ヒアリングに失敗してクライアントが本当に伝えたいことを聞き出せないままでいると、プロジェクトはうまくいきません。短い時間でクライアントとのコミュニケーションを活性化させ、クライアントですら気づいていない「潜在的ニーズ」を掘り出せるかどうかが、Webディレクターの腕の見せ所となるのです。

Point
【ひとこと】
全研本社のWebディレクターが大事にする
「ヒアリング・取材」とは?

いわゆる、クライアントから一般的な情報を教えてもらう「ヒアリング」に加え、私たち全研本社では、クライアントも気が付いていない特ダネを聞き出すための「取材」にも注力しています。例えば、クライアントの担当者個人から見た商品の魅力や、印象に残っているお客様の情報など、一見サイト制作に関係ないように見えても、実はそれが潜在ニーズを掘り出すきっかけになることもあります。

また、市場調査の内容から提案資料を作成し、ヒアリングのときにあらかじめ提案をするケースもあります。ベースを作ることでクライアントとの認識合わせができ、よりスムーズなヒアリングや取材が行われるというもの。

Web制作の経験は未経験であっても、元雑誌編集者や新聞記者等で取材経験がある方なら、こうしたヒアリングや取材に関する経験や強みは大変大きな武器になります。もちろん取材に関して未経験の方であっても、先輩社員や上司のヒアリング・取材に同行して、コツを学びながらステップアップすることができますよ。

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新人Webディレクター

さとゆり

前職はラジオディレクター兼ライター。Web業界未経験でWebディレクターになり丸1年♪ガッツと取材力が武器!

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